「on Earth」について。の巻

アルバム出します!
いやはや、2年半ぶりですよ。
長かった……。
快作ができました。
2月3日(水)リリースです。


年末から「KANPAI」という曲のMVを撮るためにクラウドファンディングで資金を募っていたのですが、無事に成功し、撮影も楽しく終了しました。


クラウドファンディングについては、日本にはパトロン文化がないし、あまり馴染まないのかなぁと思っていましたが、結構楽しいものでした。
金額に応じてリターンをお返しするのですが、その内容も僕たちらしいものにできました。
ただ単に「お金をくれ〜」というものではなかったです。


みんなでMVを撮ろう!という趣旨で始めたので、支援をしてくれた人がMVに出られる、ということになったのですが、これはよく考えたら、なんか変だな〜。普通は出る人はお金をもらうんじゃないかな〜。と気づいちゃったのですが、まぁそれは非日常体験を共有できたし、うん、みんな、出てくれた人は納得してくれたんじゃないかなぁと楽観主義を決め込んでいます。


さて、で、サードアルバムの「on Earth」について。
今回はかなり振り幅の大きな作品になったと思います。
ふざけまくっている曲、ふざけているのかどうなのかわかりにくい曲、切ない曲、すんごい名曲など。


このアルバムのジャケットは、小さいころの僕と祖父です。

■写真:ジャケット。歌詞カードの中にはメンバーみんなの子供のころの写真もあります。


僕は祖父が大好きで、とても甘やかされて育ちました。
祖父が90歳の誕生日に亡くなって、僕が思い出す祖父とのことは、どれもすごくくだらないのです。
たとえば。


小さい僕に騙されて、いつもより高額なミニカーを買わされた祖父。


ファミレスで日本酒を頼んで「うまいうまい」と飲んでいたら、ひと口飲んだ祖母に「お父さん、これ焼酎じゃないですか!?」と言われ、「あら、そうか〜」と笑っていた祖父。


祖父の妹の葬式の挨拶の冒頭に、ものすごい間抜けなアクセントで「ほぉんじつはぁ〜」と話し始めた祖父。


山道を運転中にうんこがしたくなって、車を止めて山の中に入って野ぐそを決めた祖父。


いやはや、どれもくだらない!
ただ、いつも笑っている祖父のことが思い浮かぶので、これでいいんだと思います。
愛おしいなぁと思います。


楽しかったり、悲しかったり、寂しかったり、くだらなかったり、あほくさかったりする瞬間が「人」や「命」の一側面としてあって、どれも美しいものだと思います。
このアルバムには、そういう「美しさ」がたくさん詰め込んであります。
ぜひ聴いてください。


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