足がボーになった!の巻

春が来たら友人のボナも遊びに来たので、大豊(おおとよ)神社というところに梅を見に行こうぜ〜と軽い気持ちで外出しました。


アーバンリサーチがすごく気前がよくてビビりました。
あとボナさんの服がアーバンリサーチと聞いて、畏怖の念を抱きました。

(写真:気前のよいアーバンリサーチ。ナナジュウマン!)


結局梅はまだつぼみでした。


その後、ノートルダム女学院の横の坂道を行けるところまで登ってみよう!と、登りました。
途中、異様な雰囲気のマンションがあり、近くまで行って様子を窺っていたところ、住人のおっさんに「この先は墓しかあらへんで」と言われ、「あ、そっすか」と退散。
土砂崩れでどんどん削れていきそうな駐車場、土砂崩れで家まで行くルートが途絶えてはしごがかけてある家、谷、などをおもしろがりながら、山道へ。
京都トレイル、とか書いてありました。


結構急な坂道で、かつ前日の雨で地面がぬかるんでいて、これ引き返すのは怖いよね〜。大文字山だしそのうち「大」のところに着くんじゃね?と言いながら、道の険しさにおののいて休憩をたくさんしました。

(写真:険しい山道とボナ)


ほら!光が射している!きっともうすぐ頂上だ!
あぁ、曇った。もうダメかもわからんね。
などと言いつつ、険しい山道から普通の山道に出ると、人が!
よかった。遭難の危険は免れた。


で、これを右に行くか左に行くか。
右に行けば上っていて「大」の方角とは違う。きっと山科の方へ?
左に行けば下っていて「大」の方角だけど、本当に?


悩んで少し右に行って、左へ引き返しました。
ちなみにそのとき僕たちが出てきた険しい山道のルートはどこか判りませんでした。ただの斜面やで!


きっともう「大」の字は見れないんだろうな。と思いながら歩くと、あったわ。

(写真:「大」からは「大」は撮れない)



(写真:「大」から長寿と繁栄を祈る俺)



(写真:険しい登山を経てひと回り大きくなって格好をつける俺)



(写真:険しい登山を経てひと回り大きくなって格好をつけるボナ)



(写真:なんかもう神みたいになっておわしたボナ)




下山はいわゆる大文字山の登山道。
登るじいさんに「こんにちは」と言われ、笑顔で「こんにちは!」と応える僕とボナ。
(僕「…知り合い?」
 ボナ「イヤ…」)


僕「やっぱ山では知らん人にも挨拶する風潮あるよねー」
ボナ「せやな。キツイ体験を共有したいっていう気持ちがあるんじゃない?」
僕「はっ!こんな道であの険しい道を登った我々と気持ちを共有などできるものか!」


などと冗談を言いながら下山。
途中、僕は膝が痛くなり、ボナはかかとが痛くなっていた。


下山してからも京都華僑総会の「光華寮」という廃墟を外から見たり、京大の新しい校舎の最新式のトイレで用を足したりしながら歩いて帰宅。
足が棒になりました。


そういえばボナがラピュタの話をしていたときに、「オチなのに浮かぶ、っていうね!」と言っていました。
以上、現場からお送りしました。


藤谷☆ゆーた