小さな器いっぱいの嫉妬、愛、麦酒。の巻

磔磔でのライブが終わってしまって、寂しい。
楽しいあとは寂しくなるものなので、寂しさも楽しさも同じようなものかもしれない。
ずっと楽しく、寂しくありたいものだね。


共演したゆーきゃんのライブを初めて観た。
彼は京都の「ユーメイジン」なので、一方的に知っていた。
「人気がある」「ユーメイジンである」というだけで妬み、嫉み、なんかムカつくわ〜と思っていた。
だけど、いつだったかnanoでライブをしたときにとても褒められて、単純に「すわっ!いいヤツ」と思い直した。
そして自分の器の小ささにビンタをしたのだけれども、「自分の器」ならまだしも――といってそれも同じだけど――「その小ささ」という概念に触れられず空振りし、あいかわらず小さい器の中で/外で元気でアッパーに/ぐずぐずでダウナーに生きている。


僕が他のバンドをやっていたら、「けっ!なにがモルグモルマルモや。しょーもな」とか言っているに違いないが、最近はようやくそんなに他人のことをパブリック空間であれこれ言わない忍耐力が身についてきた。
が、まだまだ忍耐力が足りていないので引き続き鍛えていきたい。


すぐに自分の話をする。
訊いてもないのに語りだす!
呼ばれてなくても行く。
麦酒を開けて直ちに寝る。


で、ゆーきゃん。
綺麗な声と歌詞だった。
そりゃ名も知れるわ。
富山県富山市から来ました。ゆーきゃんです」
と言っていた。


ライブ後にほんの少しだけ話したら、やっぱり褒めてくれて、笑顔がキュートで、なんかムカつくけど僕はゆーきゃんのこと好きだナー。と思った。


花泥棒、よいライブをしていた。
よい曲を演奏しているよいライブを見ると、僕ならこうするわ〜!というアイディアが湧出しまくる。
お客さんがみんな帰ってから、「デイドリーム」という花泥棒の新曲のサビのコード進行について、宇宙にコードを弾かせて、それそれ、とか言って口出しした。
稲本くんは、マジっすか。と言っていた。
キャバ嬢の「すごーい。」のようなものだと思うので、僕は稲本くんに無報酬でサービスを強いているのかもしれない。


磔磔は早くに閉まってしまうので、帰りにネガポジに寄って、しほうとサカノと痛飲した。
なんとか帰宅し、布団で寝た。
次の日はぐずぐずでダウナーだったナー。


今週の日曜日、明後日、1/26は新潟でライブ。
初めて行くところ。
いまは楽しみばかりだけど、帰り道に寂しくなるような、すぐにまた新潟に行きたいと思えるような、素晴らしき哉、ライブ。をしたい。します。


1/26(日)新潟・LiveHall GOLDEN PIGS BLACK STAGE
コテンパンズ企画『踊れぼりゅーしょんvo.1』
open 18:00 / start 18:30
adv. ¥2000 / door ¥2500
出演:モルグモルマルモ、空きっ腹に酒、THIS IS PANIC、pink’pubic、the eggplants
転換DJ:TxMxYx(NewGeneration)


藤谷☆ゆーた