誰もがかならず、わたなべ!の巻
イチローの本名は、鈴木一朗ですからねっ!一郎ではないですからねっ!
去年「おなかのなかみ」が家に届いたときにプレス会社が「藤田裕太」宛てに送ってしまっていたので、はす向かいの藤田さんの家に届きそうになっていました。
あぶね〜
こういう事案があると、きっとこのプレス会社の宛名を入力した人は、名前を間違えられたことがないんだろうなぁ、と思います。
僕はこのように名前の漢字をよく間違えられるので、人の名前の表記を間違えないようにしなくてはなぁ、と普段から気をつけています。
僕の下の名前(注:下ネタではありません)は、「祐太」なのですが、「裕太」とよく間違えられます。
たぶんビリーさんの電話帳には間違えて登録されているはず!と思ったけど、そういえば「藤谷くん」と登録されているのを思い出しました。
初対面がライブハウスだったので、そんなものです。
僕も最近までは「深田くん」と登録していたのですが、i-Phoneのメールグループ作成方法が分からず、せめてメンバー全員の名前を近くにしよう!と登録名を変更したときに本名にしました。それでいま僕の電話帳の「モ」はこんな感じです。
モルグ川崎宇宙
モルグ石像
モルグ宅間くん
モルグ深田和良
これ、宇宙の「川崎」は本当は「川粼」なんですけど、携帯ではパッと変換して出てこなかったので妥協しています。
ただ、この前Twitterにも書いたんですけど、「さいとう」と「わたなべ」のバリエーションには困ります。
別にその人の記入した表記に合わせますけど、普通サイズの文字だと中の部分が潰れていて、手書きのときに困るんですよ。
ちょっと書き出します。
まずは「さいとう」
斉藤
斎藤
齊藤
齋藤
こうやって書き出すと、「さいとう」はまだマシですね。
難しい方の上半分に「Y」みたいなのがあるのが気になりますが。
下半分は「月っぽいやつ」と「示」ですね。
うむ。わりと類型化できたな。
「さいとう」は攻略できた気がします。
次に「わたなべ」
渡辺
渡邊
渡邉
渡部
この二番目と三番目の漢字が厄介ですよ。
三番目はまだよく見りゃ書けます。
問題は二番目ですよ。
これ合ってますか?
どうなんですかね。
ちょっと泥棒っぽいヒゲの生えたおっさんに見えてきた。
ちなみに呼ぶときは下の「渡部」が「わたなべ」なのか「わたべ」なのか分からなくて困ります。
なので、「わた〜なべ?さん?」と言いますわな。
そうしたら「わたべです」なり「わたなべです」なり、お返事されますよね。
うーむ。
きっと「渡部」は人生のうちに幾度となくこういう場面に直面するのですよ。
せいぜい「渡部」に遭遇したときにしかこの状況にならないのだから、僕はもう面倒くさがらずに嬉々としてこのやりとりをします。
それに「渡邊」も「渡邉」も漢字の表記を間違えられるたびに、「あ、違う」と思っているはずです。
普段は「渡辺」と名乗っていても、正式表記をするたびに、「「あ、こっちのわたなべだったんだ」と思われているだろうなぁ」と思っているわけです。
この「わたなべ」たちの人生は、ものすごく些細な邪魔くささが付き纏っているのです。
なので、見ながら書いても合っているのか定かではない「渡邊」のことも、僕は精一杯間違えずに、すこしでも「わたなべ」たちの邪魔くささを軽減できるように、これからも表記には気をつけていこうと思います。
そういう思いやりの気持ちが、きっとラブ&ピース、ひいてはジョン・レノンに繋がっているのです。
ただジョン・レノンは「わたなべ」の人生における極めて些細な邪魔くささを想像したことはないと思います。
その点では僕はジョン・レノンにこう言う権利があると思います。
「Imagine all the people」もいいけど、とりあえず「Imagine わたなべ」してごらん。と。
でも、ジョン・レノンも「John Lenon」って書かれることがけっこうな頻度であったとしたら、彼はもう「わたなべ」側の人間ですね。
ジョン・レノンもわたなべ。
……そういうことだったのか!
ほんのちょっとだけMAXの「Tacata'」の一節、「誰もがかならず Tacata!」の意味が理解できたような気がします。
ユニバーサル言語!Tacata!
藤谷☆ゆーた