思い出を沢山作ってくださいね。の巻

先日野球をやった話は書いたのですが、実は空振りしたときに背中をピキッとやってしまいまして、鍼灸院へ。
で、その後また新たにピキッときて、いま、ヒーヒー言っているかと思わせながら、ベロンベロンで感覚が麻痺して元気です。
でも朝はつらいです。

さてさて、今日はずっとほったらかしていたテレキャスの弦を替えたり、ピックアップが沈んでいたのを治したり、夏祭りに行って江州音頭を麦酒片手に踊ったりしていました、

そんで、アコースティックな曲の断片ができました。
なかなかよさそうです。
東海林がなんやら褒めてくれてるけど、ぼくはいまスランプですよ。
またMTRにスランプながら曲を録りますよ。


前からですが、特に最近はしょうもないメロディを唄いたくなくて、鍵盤でいろいろ試してみています。
まぁでも売れている音楽でしょうもなくないメロディは、ぼくが聴いたことがあるなかでは、ミスチルと(あんまり知らないけど)レミオロメンチャゲアスの飛鳥ぐらいだと思います。
あ、くるりとかもそうなのかも知れませんけど、あまり知りません。
嵐とV6の作曲家も、誰かしらないですけど、よいメロディを作ると思います。
aiko広瀬香美は惜しいです。同列って感じです。

売れていない音楽では、「わなた」というバンドで活動している友人・しほうや、表現太郎とか、松田かずさとか、Careluとか、身近にもたくさんいますけど。

でも、どうしたって唄がある以上メッセージを伝えなくてはいけないわけで、やっぱりそれが一番大事だと思うのです。

だからぼくは、小沢健二を信じたり、初恋の嵐にハッとさせられたり、ちょっとあざとい感じでメロディにフックを入れてくるエレカシにキュンとしたりするのでしょう。

そういうメッセージは恥ずかしいので、大抵唄いませんが、でも、意図しないなかに入ってしまったりもします。
で、最近は恥ずかしくてもそのまま唄ってしまう曲を作りたいと思うようになりました。
そして、昨夜泥酔して書いた歌詞を見ると、普段はバリアを張っているところへ切り込んだ言葉があって、作詞は案外泥酔してするのがよいのかもしれません。ぼくの場合ですけど。

昨日、フジファブリックの新しいアルバムを聴きました。
どうしたって最初の二枚がすばらしすぎます。
フジファブリック」と「FAB FOX」。

それ以降、とりわけ前作「クロニクル」と今回の「MUSIC」は、こう言ってはなんですが、馬鹿でも分かる作品だなぁと感じました。
それがよいとか悪いとかは全然ありません。
むしろ、馬鹿でも分かるなかに、やはりフジファブリックの馬鹿馬鹿しさとか、へんてこな要素が入っていて、こんなバンドは他にはいないのです。

それは、フジファブリックがこれからどうなりたいのか、ということを反映した「進化」なのかもしれません。
が、ぼくは最初の二枚と、インディーズの頃の作品が好きです。
これから聴くうちに変わるかもしれませんけど。
どうせ、何年経っても聴くと思うのですよ。
こんなに言葉の強いアーティストは、小沢健二以来です。

初期の作品でやたらと鳴っていた効果的な9thや11thが好きだったのです。
前作からはやたらとdimで押してくるようになったと感じていて、でも、多くの人に受け入れられるには、そういう音の方がよいのでしょうね。

どうせ日本の音楽業界には絶望して悔しくなるんだろうし、絶望して悔しくなってどうにもならなくなるぐらいには、音楽業界に入り込みたいです。
たくさんの人に自分の音楽を聴いてもらえるチャンスを、信条で捨てるようなことはしませんよ。
だから、a-nationとかにも出たいです。avexさま、よろしく。
さよなら。


藤谷☆ゆーた