量子力学。の巻

なんとなく原っぱに座ってぼよーんとしていたらどこからともなく大柄な男性が現れ「これから量子力学の講義をはじめます」とのたまった。
教授は出席者が少ないことを嘆いていたが、100人ぐらいは集まっていて、各自、「ざわざわ」「きゃーきゃー」「やいのやいの」などと意味のないことを言っていた。
教授がそのなかの二名の女子学生をひっとらえて単位を与えない旨を告げたその刹那、前列にいた小さな女の子の集団が「ヒーハー!」と始まりの合図。
教授が突然、岡村靖幸「パラシュートガール」をPV風に踊り歌い始めたものだから最高潮!


階段を無意味に上り下りしてみたり、学生に「セイ!」みたいにフったり、それはもう生き生きとしたもので、僕は腹を抱えておしっこが漏れそうなぐらい笑っていた。あははは、あははは、とね。


最後はワイヤーアクションで加速し、上空30メートルの高さからしたたかに地面に叩きつけられたが、途中で人形と入れ替わっていたことは承知していたので、あいかわらず僕は腹をよじってうんこを漏らしそうなぐらい笑っていた。うふふふ、うふふふ、とね。


一曲やりきった教授が戻ってきたときも、そのドヤ顔がたまらなくて僕は嘔吐せんばかりの勢いで笑っていた。おろろろ、おろろろ、とね。


そんなやうな夢をみた。


藤谷☆ゆーた(夢のなかでは笑いの沸点がとても低い)