先週末の顛末。の巻

ネガポジ店長のしゅうくんと飲んだ。
いつも酔っぱらってからしか話さないので、長らく最初の一杯から一緒に飲もう、と言っていたのである。
スタジオが22時に終わって、23時ごろからしゅうくんの家にお邪魔して乾杯。
レコードを聴いた。
レコードってよいのだな。プレイヤーがほしい。
ギターでDavid Bowieの曲を弾いたりしているうちに、寝落ち。


翌朝、のそっと起きてもぞもぞしていると、しゅうくんが起きてきてギターを弾き始めた。
チャゲアスのSAY YES。
いやはや、ASKAの曲ってよくできてるよなぁと感心。
そのあと、ディミニッシュとオーギュメントを教えて、しゅうくんはオーギュメントが似合うと思った。
ビートルジュースのコード進行を教えてみた。


それから、僕の家の近くで飲むか、と移動したものの、昼から飲める店が皆無で、散歩。
お好み焼き屋でぞんざいな出来の残念なものを食べて、また散歩。
出町柳を徘徊する。
意味のないことをしよう。一乗寺まで電車で行ってみるか、と叡山電鉄の駅へ向かっているとタカダスマイルと出会った。
飲み屋を探している旨を説明すると、
「むっちゃハードル高い飲み屋があんねん。ユーゲっていうとこなんやけど。俺はまだ行ったことないねんけど、開いてるか閉まってるかもわからん店構えで、店主がむちゃくちゃ無愛想らしい」
とおもしろいことを言うので、僕としゅうくんのパーティーRPGの登場人物のようにそこへ行ってみることに。


ググったら「yugue」というお店が出てきて、なんだ、楽勝ジャン。と向かったのである。
で、現地に着いたけど、ん?お店どこ?状態。
一か八か地図が指し示すところのドアを開け、「やってますか?」と訊くと、店主らしき人が「はい」と言ったか言わなかったか定かではないが、入っちゃダメってこともなさそうだったので入店。
置いてあるフライヤーなどで、ようやくここが「yugue」であることが判った。
藤枝静男の本があるかと思えば、テーブルにコンビニ本の『ホットロード』が置いてあるなど、混沌。ただ、雰囲気が温かくて落ち着くところだった。


その後、僕はジャズのライブに、しゅうくんは友人との結婚式の打ち合わせに。
ジャズのライブなんて初めて観たけど、かっこよかった。
たしかな技術のある遊び。よかった。


それから、まだ出町柳の焼き鳥屋で飲んでいるしゅうくんと合流。
しゅうくんが前の店に忘れたシュークリーム(しゅうくりーむ!)を回収しに行ったら、店員さんになぜかすごく笑われた。
イヤな感じではなく。なんだったのか。
今度そこにも行ってみたい。メニューが斬新だったし。


しゅうくんとしゅうくんの友人と合流して楽しく飲んだ。
よい青年だった。


終電で帰る二人と別れて、帰路。
なぜかBarに入り、600円しかないけど麦酒飲めますか?と訊くと、うむ、とうなずいてくれたので、麦酒。
隣でひとり日本酒を嗜んでいた青年と話し、なぜかもう一軒行こうぜ!となって、チャラい雰囲気のBar。
なんかムカつくなぁ、ということで、汚い居酒屋へ。
それから青年と僕の家へ。
僕はすぐに寝てしまって、起きたら彼は机の紙に「おじゃましました」と書き置きを残して帰っていた。
いろいろとごちそうになってしまった。今度きちんとお礼しなくては。
ナイスガイだった。


翌日はポンコツで終日うんうん唸っていましたとさ。
またこういうことをしよう。


藤谷☆ゆーた