BAND AというThe Band。の巻

BAND Aが解散を発表した。
BAND Aとは東京のBeat Happening!というイベントで初めて一緒になって、(たぶん…いや、きっと!)お互いに親近感を抱いたのだった。
その日のイベント後、夜中に車で帰る僕たちは終電を気にせず、一緒に飲もうぜ〜!と言っておきながら、終電がちょうどなくなったぐらいで、さて、行きますか、と、宮益坂で「どうする?」と言っているBAND Aを尻目に京都へ帰ったのだった。
あのときはごめんなさい。


そのあともイベントに誘ったり誘ってくれたりして、ツーマンでは一緒にPUFFYの「これが私の生きる道」を演奏して、コウヘイくんがAmi、僕がYumiで顔を見合わせたりしながら歌ったのだった。


僕にしては珍しく仲良くなれた人たちで、東京で暇な日にコウヘイくんを誘って飲みに行くことになった日の昼に中野坂上でバッタリコウヘイくんに出会ったり――どうでもいいけど、バッタリコウヘイくんっていうフレーズ、いいな――夕方からチャリでコウヘイくんの家へ行ったりなど、たいへんピースフル、チアフルな関係を築くことができた。
(なぜか途中でTHE MASHIKOのアシシが来て、ファミコンをした。ゼルダで死にまくってた)


僕は岡さんのギターがすごく好きで、サトタツが抜けたときに真っ先に岡さんに弾いてほしいなぁと思ったのだった。
それから、岡さんの歌詞も好きで、シュールなブログも好き。
元良くんは、最初すごい圧迫感で、お、ヤンキーか?!と警戒したのだった。ただのガツガツした真面目な青年だった。
汐碇はすげーイケメンだった。うちに泊まったとき、週刊少年マガジンを買って読んでた。


BAND Aは「今年いっぱいがんばってダメなら解散!」と意気込んでいた。
去年たまたま東京で暇ができたので観に行けた主催イベントで来場者に配布された「かくかくしかじか」というCDに入っている曲からもその意気込み、がんばり、新機軸をぎゅんぎゅん感じて、僕は感動してコウヘイくんに「会場配布音源、すごくよかったわ!一曲目のギターのリフと、コーヘーくんの歌がすごくよくなったと感じた。音も前のアルバムよりよかった!ナイス録音!」(原文ママ)と偉そうにLINEで送ったのだった。
このタイミングでこのメールで言ってる「一曲目」の「素晴らしい才能」のMVが公開された。この曲も作詞作曲は岡愛子。
よい曲なのでぜひ。MVもすごくよい。

素晴らしい才能!
忘れるまで忘れないよ。
でも、i-Tunesに入れたときにアーティスト名が「The Band」になっていたことは、僕はきっと一生忘れないし、The Bandの名を聞くたびにBAND Aのことを思い出すだろうから、ずっと忘れられやしないのだと思う。
おつかれさま。
また会おう。


藤谷☆ゆーた(最後のワンマン観に行きたい)