鈍臭男!の巻

今日は朝からレコーディングでした。
RAGの伏見店で、初めてお金を払ってレコーディングしたのですが、いやぁ〜、こりゃいいわ!
やっぱりプロの人は違いますね。機材もよいし。
ドラムをちゃんと録るのって本当に難しくて、いままでもなんとか自分たちでやってきたんですけど、もう全然違いました。
あぁ、マイクを立てられたドラムを写真に録っておこうと思ったのに忘れていました。

これまでの歴史や普段の振る舞いから、あいかわらずサトタツが一番時間かかるんだろーなー、と思っていましたが、なんのなんの。
サトタツはチャチャッとやりましたよ。
一番すんなりいったのは、サトタツです。

一方、クソ野郎が遅い遅い。
なんと、ベースを弾いていて走ったり音を外したりしても気づかないから、いちいち聴いて、あぁでもない、こうでもない、と指摘しました。
ぼくはベースのことはあまり分からないですが、メロディの道筋を作るものだと思っています。
だのに、どうも次への流れみたいなものをあまり感じないで弾きたいフレーズを弾いているように聴こえて、あかん!
ちゃんといちいち話して、考えて、悩んで、ベースラインを一緒に考えないといけないみたいです。
それでずいぶん聴こえやすくなるはずなので、やります。

あと、あいかわらず唄も下手くそでした。
下手は仕方ないですが、音を外してもこっちが指摘しないと分からないらしく、これにはいまさらながら、困ります。
明らかに外してるのに、一度聴いてみて、どう?とくるので、いちいち手間です。
でも仕方ないのです。
ずっと言っているのですが、ベースの練習もかねて、メロディラインをベースで弾いて、ちゃんと確認してほしいものです。

ぼくはといえば、まぁまぁどんくさかったですが、2時間で二曲ギターをすべて録れたので、まぁ、そんなもんです。

唄は時間がなくて一度しか歌えず、やっぱり一度で録ると外れたところが目立ちます。
最近体調が悪かったのに、というか、そのせいであまり麦酒を飲んでいなかったおかげで、のどはすごく調子がよかっただけに、残念でした。

実は、昨日はネガポジで麦酒を二杯飲んだんですけどね。
あまりおいしくなかったです。
いま飲んでいる麦酒のおいしいこと!
初のお店レコーディングに緊張していたのかもしれません。いつも、自分の思いもよらないことに緊張して、体調を悪くしてしまうのです。

そんなことよりも、昨日ネガポジに秋山羊子さんという方が出演していたのですが、すごくよかったのです。ピアノの弾き語り。
本当のことを歌っているなぁ、と感じました。
別に本当のことを歌っていようがいまいが、ぼくは、そう感じたのです。

「指一本で倒されるだろう」という唄が特によかったです。

君に伝えたくてずっと 叫び続けてきたんだけど
ちっとも届かないのは 立ってる場所が安全だから
僕が望めばいつだって 危険な場所に立てるはずさ
だけど恐くてたまらないんだ
指一本で倒されるだろう

こんな唄を歌いたいものです。
ずっと前から、失うものもないのに、安全な場所から出られませんでした。そんなもんです。
ようやく最近少しは、という感じですが、油断は大敵です。

いつからか「がんばる」という言葉が禁句のようになっていますが、ぼくは全然がんばっていないので、がんばります。
じゃあの。


藤谷☆ゆーた