モルグ韓国ツアー記 5/2ケツ神様編

昼起床。
順にシャワー。

この日の予定は、ビラを印刷して配り、なんとかライブできる場所を探す、というものであーる。
東海林が寝ており、呼んでも起きず、サトタツが太股にアナルを押し付けるなどするも(この行動の意味は不明)起きず、ほったらかしてビリー、私、サトタツダイソーへ行き、ハサミを買い、昼飯。
裏道を入ったところの店へ行くと、英語もまったく通じず、サトタツの指差し会話帳にすべてを委ねる感じ。

「サムギョクサル、ボッコ?タッカルビ、ボッコ!」

と、言われ、うん、じゃ、それで。

つって、サムギョクサル、ボッコ。
うまい!めっちゃうまい!
生命の歓び。

後、タッカルビ、ボッコ。
辛い!めっちゃ辛い!
「この中の誰か一人は絶対に腹を壊すやろな」
とビリー。

そんな中、店員のおばちゃんがサトタツの指差し会話帳を見てめっちゃ歓んでいる。

「二人で食べていて一人が死んでも気づかない」

という項目を指差している。
どうやら韓国の慣用句で「とてもおいしい」ことを言うときに使うらしい。

サトタツ、ちゃっかり言わされていた。

後、東海林合流。
シンチョンにてライブハウス廻り。
ビラまき。
これが案外、好感触。

が、「この中の誰か一人は絶対に腹を壊すやろな」と言っていた人が腹を壊した。
なんでも、アヌシュがヒリヒリし、酷い痔になってベットリ血が付くとのこと。
「始まっちゃった」などと言っているあたりはまだ余裕のありそうな雰囲気だけれども、見ず知らずのおしゃれカフェにトイレを借りに行くあたりに、あ、これはヤバイな、と思った。
もう疲れたわ〜と思っていた他のメンバーもこれ幸いと一旦宿に帰り、昼寝。

夜、貝塗師合流し、「空中キャンプ」でライブをするためにシンチョンへタクシーで向かう。
分乗せねばね、ということで、私はビリーと二人で乗ることに。

したら、タクシー運転手がべらぼうに阿呆で、シンチョン教会に行ってくれ、と言ってもさっぱワカランっちゅう感じ。
ほな、シンチョン・ステイションは?つったら、OKつって走り出した。
え?見せた地図に駅もあったよね?ほなそれから類推、行けるんちゃうん?

着いた場所はよく分からん場所。
ここぞとばかりに道行く女子に声をかけ、道を訊いた。
拙い英語で。
そしたら

「Where did you from?」

と訊かれ、ビリーが自信満々に

「ジャパン!」

と答えた。
が、苦笑いされて、「そういうことじゃないんだけどなぁ…」的空気。

あとでビリーは「オレあんときなんて答えたらよかってん?!」と憤慨しておったよ。

左を指差し指差しながら
「ライト」
という女子の道案内に戸惑いながら、なんとか到着。
ライブ。


(写真1)上段左から、私、クソ野郎、ユミさん、貝塗師
    下段左から、サトタツ、イレさんの彼女、イレさん。
    写真の手前、ビリーさん。



ゆみさんがやたら楽しんでくれてよかった。

サトタツがキノコのイラストが刺繍してあるティーシャーツを着て、皆の反対を押し切り蚕の幼虫を注文。ひとりで食っていた。
マジキチの図。

(写真2)マジキチが食った虫。


後、寝不足のサトタツとケツ神様の怒りをかったビリーを先に帰らせ、昼に行った音楽バー「モリエ・コチリ」へ。
昼に居た好青年に
「おぅ!よく来たね!ちょっとうちはアコースティックでしか無理なんやけど、なんかやってみて」
と言われ、東海林と何曲か披露。
たぶん「いきものだらけ」が気に入られる。

明後日20時ごろから、アコースティック形式での出演決定!

お店のオーナーと英語で話していて、あれ?東海林ってもしかして京大出なのに英語話せんのんかなぁ?と思ったけれども、そんなわけないよねっ!

と、グンナイ。