渚のベートーベンズ、アルバム発売日!の巻

今日、2015年5月20日渚のベートーベンズがアルバム「フルーツパーラーミュージック」をリリースしました。


ダイジェスト試聴


このバンドには、モルグのキーボード・おのしほうが所属しています。
しほうは僕にとっては、音楽を彩る道具を与えてくれたような人で、いまもモルグの音楽を楽しくヘンテコに飾ってくれている大切な友だちです。


渚のベートーベンズは江添さんという人が始めたバンドで、この江添さんも僕の音楽生活に大きな影響を与えた人です。
江添さんは、昔はそりゃひどいもので、「あんなんクソやでっ!」が口癖の、いろんなバンドに悪態(?)をつきまくっているネガポジのPAでした。
で、僕も、「ほんと、くだらないですね」と言ったり、「いや、こういうところはええんやで」と言ったりしていました。


その江添さんがここのところ妙におとなしくて、しょうもないものに「ええやん」と言っているではありませんか!
これは由々しき事態!江添さん、丸くなったな!と心配していたのですが、何のことはない、自分のやりたいことができて、他の人のことはどうでもよくなっていただけだったのです。
どうでもよくなった、というか、おもしろがる余裕ができたというか、偉そうですが、僕はそう感じました。
渚のベートーベンズを聴けば、分かる!
江添さんは渚のベートーベンズのみんなと好き勝手にやって、こんなにクリエイティブで美しいアルバムを作ったのです。


僕はこの「フルーツパーラーミュージック」にこういうコメントを書きました。
「バンド名に「ベートーベン」とか入れちゃってるのに、名前負けしていない!
創意工夫の詰まった、たのしい音楽。たのもしい音楽。
僕はこんなのが聴きたかったので、うれしいです。くやしいです」


「よいものを作る」ということに尽きます。
まぁ、売れたらそりゃいいけど、「売れるものを作る」じゃつまらないし、正直何が売れるかなんてわからないので、よいと思うものを作るしかないのです。
おもしろいことをやろう。と、このところずっと思っています。
もっといいものを作ってやる。


藤谷☆ゆーた(ドラム・西村中毒の曲もすばらしいよ)